2018年12月11日の防衛大綱にて、海上自衛隊の護衛艦いずもを改修し、事実上の空母として保有することについて大筋で了承されました。いずもは横須賀基地が母港です。羽田空港から向かってみましょう。
- 羽田空港から横須賀港への行き方
- いずもを海上から見るためのたび技
- チケット売り場/受け取り場所はどこ?
- チケットを受け取ったら昼食タイム
- 複数あるカレーショップも下調べをしておく
- 昼食後で時間があるなら、徒歩でいずもを見に行く
- YOKOSUKA軍港めぐりの時間となりました
- 参考:メルキュールホテル横須賀のベイサイドの景色
羽田空港から横須賀港への行き方
羽田空港から海上自衛隊横須賀基地に向かうには、京急本線の「汐入駅」を目指すのが一番良いかと思います。電車の乗り継ぎは約1時間。午前11時に羽田空港から出発するモデルで見てみましょう。
- 11:11 羽田空港国内線ターミナル(京急空港線快特)
- 11:25 京急蒲田(京急本線快特・三崎口行き)
- 11:57 金沢八景(京急本線・浦賀行き)
- 12:07 汐入
いずもを海上から見るためのたび技
折角横須賀まで行くのですから、「海上」から艦船を見学するために事前に「YOKOSUKA軍港めぐり」のクルーズ船を予約しておきましょう。年中無休で10:00便から始まり1時間おきに16:00便まであります。WEBサイトで予約できます。今回の11時に羽田空港国内線ターミナルから出発するモデルでは14:00便、若しくは15:00便が安全だと思います。
チケットの受け取り方などはこの後述しますが、このクルーズ船で海上自衛隊並びに米軍の軍港を巡ります。ガイドさんの説明が船内に響き渡るので艦船の理解も深まります。
チケット売り場/受け取り場所はどこ?
京急本線汐入駅から北上してください。地図ではこんな位置関係。とにかく北へ。海へ。
駅を出たら、北側にそびえ立つ「メルキュールホテル横須賀」方向へ
さらに北に向かうと今度はAEONが。AEONの向かって左側1Fに軍港巡りの受付があります。
向かって左側にある「YOKOSUKA軍港めぐり」のチケット売り場
チケットを受け取ったら昼食タイム
折角横須賀まで来たのですから、昼食は「横須賀海軍カレー」などは如何でしょうか。先程の「軍港めぐり」のチケット売り場に併設されていた、カフェのカウンターを良くご覧ください。「日本一のよこすか海軍カレーパン」が残っているかもしれません。全国パン祭り1位を謳う、外がカリカリのカレーパンをご賞味ください。(入庫限り)
その外にも「(米軍の)空母チョコクランチ」や缶入りの海軍カレーもお勧め。潜水艦カレー我が家の子供達にも人気でした。
複数あるカレーショップも下調べをしておく
昼食の下調べとして「汐入駅」付近のカレーショップに目星をつけておくと良いでしょう。この場所からだと「横須賀中央駅」エリアは遠いです。以下のサイトからカレーガイドブックをチェック頂ければと思います。
私が訪れたのは汐入駅に隣接する「ベイスクエアよこすか二番館」2Fにある「Hungry's(ハングリーズ)」さん。店によって辛さの設定が異なるので子供連れなら甘口(メルキュールホテル横須賀のカレー)などの調査も大事。
昼食後で時間があるなら、徒歩でいずもを見に行く
クルーズ船はチケット売り場の目の前での桟橋からの乗船となりますが、遅くとも20分くらい前には並んでおきたいところです。自由席のみなので、可能であれば艦船が良く見える2F席右側を確保したいためです。逆算してもさらに30分~1時間以上余るなら、海沿いを西に向かいましょう。(というか時間を余らせて是非徒歩で行って頂きたい)
ここはヴェルニー公園。フランス庭園様式を取り入れた公園です。横須賀港が一望できる場所。来た道を逆に見るとこんな位置関係。メルキュールホテル横須賀とAEON。
さらに少し進んだ先には・・・
旧日本海軍の戦艦「陸奥」に搭載された19メートルの主砲(重さ約100トン)が設置されています。陸奥は1943年に瀬戸内海で原因不明の爆発で沈没。この主砲は1971年に引き上げられたもの。横須賀に移設されたのは2017年。貴重な日本海軍艦船の遺産。
そして海側に目を向けると・・・。
対岸には潜水艦。特徴的なX舵の構造から「そうりゅう型潜水艦」だと判ります。さらに海沿いを進むと・・・。
出ました!海上自衛隊が保有する最大の艦船で、まだ「空母」じゃない「ヘリコプター搭載護衛艦」いずもです。垂直離陸するF-35Bを運用するためには、甲板の改修などをするのでしょうね。
ズームレンズがあると、構造をチェックできて楽しめます。なお、ヘリコプターは甲板に1機も居ません。
公園一番奥にはヴェルニー記念館(入館無料)があります。トイレもここにあります。
YOKOSUKA軍港めぐりの時間となりました
クルーズ船の中はこんな感じ。・・・ですが艦船の写真撮影をするのでしたら、ガラスの反射などの影響も受けない2F席を。さらに右舷の席を狙っていきましょう。(冬は寒く、夏は暑くですが)
このクルーズが楽しいのは、その日にどんな艦船がいるのか当日まで判らないこと。運が良ければアメリカ海軍の空母ロナルド・レーガンにお目にかかれるかもしれません。2018年12月5日からロナルド・レーガンが横須賀に寄港しており、今がチャンス。(いつ出港してしまうか判りません)
CG67 米国ミサイル巡行艦 SHILOH
DDG54 米国ミサイル駆逐艦 CURTIS WILBUR
6102 試験艦あすか
5105 海洋観測艦にちなん
5104 海洋観測艦わかさ
5106 海洋観測艦しょうなん
405 潜水艦救難母艦ちよだ(潜水艦がいる横須賀ならでは)
廃船となる名無し号
111 護衛艦おおなみ
152 護衛艦やまぎり
110 護衛艦たかなみ
116 護衛艦てるづき
護衛艦てるづきの5インチ62口径艦載砲(最大射程37km)
91 特務艦はしだて(船の迎賓館。会議室や会食室などがある珍しい一隻)
183 護衛艦いずも
183 護衛艦いずもの11メートル作業艇
・・・一部の紹介でもこんな感じで次々と艦船を見ることができます。いずも改修でまたどこかドック入りしてしまうのだとしたら、今のうちに見ておきたいですね。
参考:メルキュールホテル横須賀のベイサイドの景色
横須賀に一泊するならメルキュールホテル横須賀はお勧めです。部屋を予約する際に「スタンダードダブルベイビュー」若しくは「スタンダードツインベイビュー」を選べばこの景色を堪能できます。いずもも部屋から見えます。
ズームレンズで覗いてみると、いずもの甲板の上を見ることができます。
ーいかがでしたでしょうか。横須賀の楽しみ方はこれだけではありません。この次の記事では戦艦三笠をここから徒歩で見に行きたいと思います。 www.tabiwaza.net